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【ティファニーで朝食を】ホリー・ゴライトリーの名言集。ホリーはうつ病であった!?

自分に自信が持てなかったり、とても落ち込んだり、大失恋をしたり、、、

“人生100年時代”と呼ばれている昨今、一生に一度は誰しもが憂鬱な時期を経験するものですよね。そんな時あなたはどうやって過ごしますか?

私は、著名な方の力強い格言に背中を押されて乗り切ります。この「ティファニーで朝食を」にも元気を与えてくれる名言が数多くあります。

トルーマン・カポーティ著「ティファニーで朝食を」はオードリー・ヘップバーン主演で映画化もされているんですよ!この小説・映画にて一際存在感を放つ少女、ホリー・ゴライトリー。

彼女は鬱に悩まされつつも、ティファニーに救いを見出し魅力的な存在として描かれてるのが印象的です。

今回の記事ではそんな「ティファニーで朝食を」からホリー・ゴライトリー小説内での彼女の発する力強いメッセージ・名言の数々を紹介していきます。

この映画・小説をご存知でない方にも親しみやすいセリフをピックアップしましたので一度お目通しの上、改めて映画・小説を堪能してみてはどうでしょう?

フラミンゴ

・多感な10代、20代の人たち
・悩み事で苦しんでいる人
・アイデンティティについて考えたことがある人


★こんな人にオススメの記事だよ!

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【ティファニーで朝食を】ホリー・ゴライトリーはうつ病であった!?

【ティファニーで朝食を】ホリーのうつ病を仄めかす描写

“ホリー・ゴライトリー(以後、名称ホリー)が鬱病であった”という直接的な記述こそ無いものの、ホリーが鬱であったことをほのめかす描写は小説内で複数見受けられます。

でもいやったらしいアカっていうのは、もっとぜんぜんたちが悪いの。怖くってしかたなくて、だらだら汗をかいちゃうんだけど、でも何を怖がっているのか、自分でもわからない。

P65より参照

うつ病というのは、なった人にしか分からない独特の苦しみがあることをご存知でしょうか?

「うつ病=自殺願望がある」

というようなイメージが世間一般では広く浸透しています。しかし、これは極端な考え方であり、うつ病で苦しんでいる人が皆自殺願望を持っているとは言えません。


その点ホリーの”怖い”という表現の仕方はとてもうつ病の核心を突いています。


話は変わりますが、筆者がうつ病について詳しく調べたとき、見つけた記事をここでひとつご紹介します。海外の著名なアーティストが自身のうつ病について振り返った際の言葉を翻訳したものです。

ホリーが放つ”怖い”という表現は「死にたい」ではなく「もう生きられないかもしれない」という”絶望”からくる恐怖感とも捉えることができます。

ホリー・ゴライトリーは身寄り無き少女(アダルトチルドレン)


本書を読み進めていくと次第に明らかになるのがホリーの出生の秘密です。


登場人物の一人であるホリーの結婚相手(ドク・ゴライトリー)の登場により、ホリーとその兄フレッドが幼き頃に両親を亡くしていることが明らかになります。ホリーは両親からの十分な愛情を受けずに育った身寄り無き少女だったのです。


機能不全家族。ホリーの場合は両親を亡くしていることや自分自身が”育てられる側”の年齢であるはずなのに、自分より年下の子供達を”育てる側”として幼少期を過ごしていました。


結果、ホリーの性格にはどことなく影も見受けられるような言動や行動が起きている側面を小説内からも見て取れます。

【ティファニーで朝食を】ホリー・ゴライトリーの名言集

それでは、いよいよお待ちかね。ホリーゴライトリーの名言の数々をご紹介します。自由を求めて翻弄したホリー。「ティファニーで朝食を」を彩る素敵なセリフばかりです。

【ティファニーで朝食を】名言①自身たっぷりなホリーを象徴するセリフ

彼はね、それはそれはすばらしい小説を山ほど書いてるの。そんなに赤くならないで。あなたが自分を天才だって言わないから、私が代わりに言ってあげたのよ

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P 56より


この小説内で特に筆者が気に入っているセリフです。こんなセリフを自分の友達が言ってくれたら、何と喜ばしく、また謙遜してしまうことだろう。

【ティファニーで朝食を】名言②ホリーの男性像

男の人の話題ときたら、驚くほど少ないんですもの。野球が好きじゃなければ競馬好きだし、どちらも好きじゃないとなれば、いずれにしても私としてはお手上げ。

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P 60、61より


あくまでホリーの中での男性観ですが、中々本質を突いた言葉なのが印象的です。

【ティファニーで朝食を】名言③タイトルに触れる

いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P63より


ホリーの開放的な性格がたった一文で見て取れる希望に満ち溢れたセリフ。

ティファニーは朝食を食べるような場所ではありませんが、タイトルにもある”ティファニーで朝食を”に触れ、ホリーにとってティファニーという場所がとても特別な空間であることを印象付けるシーンとなっています。

【ティファニーで朝食を】名言④愛猫について

私にはこの子に名前を付ける権利はない。

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P64より

その理由は?

私たちはお互い誰のものでもない、独立した人格なわけ。私もこの子も。自分といろんなものごとがひとつになれる場所をみつけたとわかるまで、私はなんにも所有したくないの。

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P64より


この小説の中でも特に印象強く頭に残ります。ホリーの持つ独特な哲学を感じさせるセリフでありながら、「私は何も所有したくない」という一文に見られるようにホリーが束縛を嫌い”自由”を求めていることが伺えます。

【ティファニーで朝食を】名言⑤鳥かごをプレゼントした際

そんなの、お化粧室に行くときのチップ数回分よ。でも約束してちょうだいね。何があってもこの中に生き物を入れないって

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P95より


愛猫同様、「たとえ動物であれ上下関係は無く、生きているものには等しく”自由”が約束されるべき」というホリーなりの哲学が強く見られたセリフ。

【ティファニーで朝食を】名言⑥怒ると恐いホリーの描写

ここからドアまで歩いてだいたい四秒かかるんだけど、それをきっかり二秒で行ってちょうだいね

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P101より


さもないと、どうなるのか、、、

【ティファニーで朝食を】名言⑦結婚観について

結婚ってどこまでも自由なものであるべきよ。相手が男だろうが女だろうが、あるいは

ーたとえばもしあなたが実は競走馬と結婚したいんだと言い出しても、それが変だなんて私はちっとも思わないな。

トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」P129より


著者トルーマン・カポーティは自ら公認するゲイでありました。
そんな作者自らの性的自由を代弁するセリフですね。”競走馬と結婚”という表現は中々奇抜ではあるものの、生まれ持ったアイデンティティに囚われる必要が無いことを改めて認識させられます。

【ティファニーで朝食を】ホリー・ゴライトリーとアイデンテティ

ホリーは作中でハリウッドスターになるチャンスを自ら手放す選択をしています。これはカメラテスト(いわゆるオーディション)でしたが、ホリーはその選考日に選考場所から遠く離れた土地に旅行するという大胆な行動を取ったのです。


ホリーの身軽さを象徴するシーンとして登場人物のO・J・バーマンより語られますが、この出来事により彼女は自らの女優への道を手放すことになります。

なぜそんな決断をしたのでしょうか?


ホリー自身の行動・主張に一貫して見られる”自由への渇望”に触れつつ、以下でその理由を探ってみます。

ホリーのアイデンテティは何か?

ホリーの代表的なセリフ(名言)に「慣れることは死ぬこと」という力強い言葉があります。


常に付き添い人からチップをもらい、所在無さげ且つ自由なホリーは、”慣れ”とは正反対の道を歩んでいます。彼女にとっては”慣れ=死”である、つまりは自由な身から職業を定めることも同様に彼女にとっては死を意味しているとも言えるでしょう。


そのため、ホリーは女優への大きなチャンスを自ら棒に振ったのです。


では、ホリーにとってのアイデンテティとは何なのでしょう?


上記した名言集の中にも一貫して見られたのが生と死との間で心が揺らぐ“不確実性”です。

「慣れることは死ぬこと」

「自分といろんなものごとがひとつになれる場所をみつけたとわかるまで、私はなんにも所有したくないの。」

「眠りたくない。死にたくもない。ただ空の牧場を彷徨い続けたい」(ホリーがよく歌う歌)

特に一番最後のホリーの歌にその気持ちが分かりやすく表れていますね。

ホリーという人物は必死で生き続けながらも、今の環境が変わり生活が型にはまることは望んでいない。とは言っても死ぬ事も嫌だと思っている。


このようななし崩しの彼女自身のスタイルから、「ティファニーで朝食を」に見られる“自由奔放”なホリーが誕生したのです。


そう考えると、上記で見たホリーの名言集も少し見方が変わってきたりするのではないでしょうか?

あなたは決して独りではない!

ホリー・ゴライトリーはうつ病を嫌ったらしいアカと表現し、ティファニーを安全基地(自分にとって安心できる心の拠り所)としていました。


あなた自身、毎日の生活の中で不安を感じたり堪えきれない出来事に直面して「もうだめだ」と感じてしまうことがあるかもしれません。


でも安心してください。あなたは決して一人ではないし、あなたに安心感を与えてくれる人・場所は必ずどこかに存在します。

どんなに絶望を感じてもあなたの救いとなる人・場所を探す努力だけはいつまでも持ち続けてほしい。

辛くなった時は強く、気高く生きぬいたホリー・ゴライトリーの言葉を信じてみましょう!

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masaki
映画好き(24歳)VOD情報をまとめながら、アカデミー賞作品と自分の好きなマイナー映画のレビューします。タリーズが憩いのサクラメント。
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