ヒューマンドラマ

映画「17歳のカルテ」レビュー。アンジェリーナ・ジョリーが若い。私はこの手の映画に弱い。

原題;Girl, Interrupted
上映時間;127分
監督;ジェームズ・マンゴールド

あらすじ

薬物大量服用で自殺未遂を起こして精神科病院に収容されたスザンナ(ウィノナ・ライダー)。病院内のリーダー格リサ(アンジェリーナ・ジョリー)の、精神疾患である事を誇るかのような態度に魅かれていく内に、精神科病院が自分の居場所と感じるようになっていく。

病院内での生活は次第に変化していき、リサを含め周りの患者とも対立するようになっていく。そこで、スザンナは社会復帰を目指すが…..。

キャスト

スザンナ・ケイセン ウィノナ・ライダー
リサ・ロウ アンジェリーナ・ジョリー
ジョージーナ・タスキン クレア・デュヴァル
デイジー・ランドネ ブリタニー・マーフィ
ポリー・クラーク エリザベス・モス
トビー・ジェイコブス ジャレッド・レト
メルヴィン・ポッツ医師 ジェフリー・タンバー
ソニア・ウィック医師 ヴァネッサ・レッドグレイヴ
クランブル医師 カートウッド・スミス
ヴァレリー・オーウェンス ウーピー・ゴールドバーグ

感想

これは非常にもったいない映画。ものすごく設定自体は良いのに唐突な展開とキャスト一人一人への深掘り方が足りないせいで、ストーリーに共感できる人が限られていると感じました。

理由(悪い点)

私がそう感じた理由を。

まず、

参照;https://movies.yahoo.co.jp/movie/17歳のカルテ/161271/

主演のウィノナ・ライダー。彼女の演技が弱いです。

ストーリーが精神病を扱い病院が舞台となるので、当然彼女の葛藤シーンがあります。いわゆるお涙ちょうだい的なシーンがいくつかありますが、ここがなかなか感情移入しづらい。

もっと言えば、共感出来ない

なんか説得力に欠けます。ちなみに後述しますが、病弱な私はこの映画で2度ガチ泣きするシーンがありました。しかし、いずれも彼女自身とは関係のない部分です。

理由2(悪い点)

ちょっと登場人物多すぎ。処理しきれてない。

スザンナと同じく、精神疾患の患者やスザンナの彼氏、それから医師含め登場キャラが多いです。

そこまで珍しい事ではありませんが、一人一人に割り当てられたカットシーンがそれなりにあるので映画全体を通して意識が分散してしまいます。

特に私が感じたのは、スザンナの彼氏が重要キャラかと思ったら突如いなくなった点。

それから病院のホスピタリティである黒人女性ヴァレリー・オーウェンスがスザンナに関わる重要ポジションなのに、映画内での深掘りが浅いためセリフを説教臭く感じた点です。

理由3(悪い点)

ストーリーの主題が見えづらい

精神疾患のお話なので分かりやすいかと思いきや、そうでもない。

スザンナがホントに心から病気を治したいという描写が物語のかなり後半まで出てきません。

これにより、物語の大半が精神病患者と戯れているだけだと最初、私は感じました。

それこそ、彼氏との密接なシーンあたりで人との繋がりをもっと強く感じさせるような演出にしてもよかったかと。少しストーリがダラダラと引きずりがちだと感じました。

アンジェリーナ・ジョリーは私嫌いだけど、見直した

参照;http://marketingmaker.hatenablog.com/entry/2016/12/05/214845

最初彼女がアンジェリーナ・ジョリーだと気付かなかった私。(だって凄く若いもん)

好きな女優でも出てない限り、映画観る前に詳しくキャスト調べたりしないので。

「なんか凄いキャラ濃いなぁ〜この人って思ってました。」(笑)

彼女、普段は強気なんですけど、スザンナと同じく病気持ちなので、その心の弱さみたいなものが映画ラスト付近で垣間見えた時に思わず私もつられてしまいました。

この映画でもっとも印象的な人物です。

病弱な私は思うことが沢山ある

映画はマイナス部分が多く自分の中では感じました。けれど、それでも私がこの映画を観て共感出来たのは、やっぱり自分自身が映画のシチュエーションと近いところにいるから。

特に印象に残ったスザンナのセリフを

何も感じたくない時

死は夢のように思える

けれど死を見ると…..

本物を見ると

死の夢想が愚かに思える

これは、そういった人にしか分からないと思いますが、ホント観てて改めて自分自身の存在を感じさせられました。

奇しくも、病弱なのにそのことを隠し、健常者の同期と同じペースで絶賛新入社員研修やってる身としては「ツライ」この一言に尽きます。

ただでさえ先が見えない世の中で、そのことを皆さんも十分承知していることでしょうに、さらに加えてハンデがある身としてはこれ以上心を揺さぶることはないです。

まとめ

種類問わず、病気になったりして心を弱くした時に観ると、死ぬほど共感できる。

元気いっぱいで毎日が楽しいと感じている人は、無理して観なくていいです。何も得るものはありません。他のことに時間を使うべきです。

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masaki
病弱な新社会人が映画のレビューをしたり、ディズニー愛を語るブログ。